マーケティングメディア「ferret」にてコピー講座連載をスタート

日本最大級のWebマーケティングメディア「ferret」にて、広告コピー講座「コピー学習帳」の連載が始まりました。コピーライティングは、もともとはメディアコミュニケーション領域において継承され磨かれてきた言語化の技術体系。しかし今やコピーライターに限らず経営者(MVV・パーパス策定)、広報(戦略的アプローチ)、採用(スキル人材の一本釣り)、デジマ(マーケ精度向上)などあらゆるビジネスパーソンにとっての必修科目となっています。

そこで、基本的なマインドセットやスタンスから学べる実践的な講座をコンテンツとしてお届けすることになりました。毎回のテーマ内容を身体化するために、各回宿題付き。通常はあまり示されない解答例も翌週に提示します(ないとモヤモヤしてしまうので)。
コピー学習帳 | 特集ページを見る

クライアント:株式会社ベーシック

ferret連載「コピー学習帳」コンテンツ一覧

第1回連載

マーケティングメディアferretでのコピーライティング講座「コピー学習帳」の新連載が始まりました。「言語化」時代においては、コピーは全ビジネスパーソンの必修科目である、という視点でコピーライター以外の人にもコピーの考え方を知ってもらう企画です。初回は「言語化すること」自体を言語化。

今やってる事業を来年もやっているかわからない。という不確実性の時代には業務のとり回しをする人員以外は外注化/AI化される。マニュアル化が可能なオペレーショナルな仕事も同様。社員に求められるのは抽象的な整理とリモートで多人数を動員するコミュニケーション力。重要になるのは言語化のチカラ。あらゆる職種で重要度が高まる言語化力は、コピーライティングの技術体系を学ぶことでテコ入れが可能です▼

第2回連載

旅をするにも、そもそもの「目的地」の場所を見失っていればいくら毎日コツコツ歩みを進めてもどこにも辿りつけない。同じように、これからコピーを学ぼうという人も「広告の目的」をはき違えていれば、闇雲に書き散らかすばかりで何がよくて何がよくないのかがココロの中に歩留まっていかない。広告の目的=態度変容(生活者の「お買い物ポリシー」を書き換えることで、再現性の高い購買行動を生むこと)について解説した記事はコチラ▼

第3回連載

コピー講座連載の3回目は基本スタンスとしての「無視される前提で書く」について。そもそも受け手を遮る「嫌われ者」である上に、情報洪水によって99.9%の情報は無視される。逆に言えば『残りの0.1%』に入るものを書くのがプロの書き手の仕事である、といえます。この自覚を徹底的に持つことが基本。記事はコチラから▼

第4回連載

コピーライティング含めた表現領域は「脳内に新しい考え方の回路」を拓くことなので、割と時間がかかる。最も確実な修行法は、先人の「視点」を辿りながら、自分なりの物事の見方・捉え方を確立していく「写経」と、広告のアウトプットからマーケ推論を重ねる「リバースエンジニアリング」だろう。秘伝の修行法について惜しみなくお伝えしようと書いた記事です。新年の新ルーティンに是非▼

第5回連載

言葉を磨こうと「語彙力」をつけるのはナンセンス。さっきまで書き手である自分が知らなかった言葉は、受け手も知らない。そもそも美辞麗句で人は感動しない。そんなHow to Say?の前に大事なことはWhat to Say?を発見することで、コピー講座の課題が大喜利的なのもコレを見つける力をつけさせるため。第五回目はコピーの最初にする作業=What to Say?の発見について。イメージが湧くように、後書きに実例も載せてます▼

第6回連載

コピー講座第六回テーマは「何を言うか」を発見する際の目印のはなし。それは生活者とブランドの接点となる「ベネフィット」で、広告とはいつでもどこでもベネフィットを提供し続けることを公に約束する行為。現代社会の豊かさとは、この「素敵な約束」が幾重にも結ばれていることに由来します。

第7回連載

美術館の名画も「タイトル」を見た時に意味がパッと拡がるということがよくあるように、ビジュアルとキャッチコピーなど広告の各パーツはそれぞれが意味を拡張し合う。それぞれの役割を認識し、意味のかけ算を精度高く計算できることがメッセージ精度を上げるポイントだ。

第8回連載

ブランド価値を一行に集約するタグラインはレトリックが多用される。音の「韻」は、意味の「韻」が埋まっていることを目くばせして知らせるもの。コピーライターがタグラインに圧縮してエンコードした「意味」を、受け手がデコードして解き明かす。この共同作業で関与が生まれブランド記憶が蓄積される。

「ココロも満タンに コスモ石油」や「愛は食卓にある」等、愛され続けるブランドスローガンに埋め込まれた『記憶の仕掛け』について考察しました。音の韻はもちろん、意味の韻、ブランドネーム自体への韻など新たな解釈で独特のオーラを纏う言葉の秘密を解き明かします。

第9回連載

キャッチコピーって気の利いたこと言う言葉でも商品のよさを一行で全部伝えるフレーズでもありません。今は情報が多すぎて人間の情報処理能力では99.9%の情報は捌けず無視せざるを得ないという状況。 その中で1/1000の狭きココロの門に入るための「興味のフック」が本業でこれ以外担わせる余裕はない。70-90年代の3つの時代背景とともに3通りのコピー発想法が得られるおトクな内容となっております▼

第10回連載

第10本目は苦手な人も多い「ボディコピーの書き方」について。生活者のパーセプションをひと文字ずつ書き替えるボディコピーの書き方について、何を書くかとどう書くかのポイントを紹介してます。コツさえわかれば意外とカンタンなのです。

第11回連載

【ChatGPTのコピーダメ出し大会】広告コピーを書く際最も大事なのは「良いコピー/ダメなコピー」を見分ける目を養うこと。ではどう身につければいいかというと、コピー添削が分かりやすい。というわけで、厳しくダメ出ししてもへこたれないChatGPTのコピーを添削しました。新人のコピーを添削する時も、だいたい今回示したような原則に当てはめてます(結果98%くらいはハネられる)。逆にいえば、この原則をモノサシとしてもっておればハネられる心配もなくなりますね(カンニング)。

ChatGPTの「それっぽい」コピーを見て凄いと感じる場合、それは生成型AIの「生成」が凄いのではなく、人間の「創造」がショボいということ。世の中の殆どのコピーが、どこかで見たようなコピーのコピー(模倣)に成り下がっているから、業務でも言葉への期待値が低く「とりあえずデザイン」が横行する

第12回連載

広告コピーの言葉のサイズは時代とともに変化する。90年代までは時代の大きな気分とブランドをブリッジさせる「Lサイズの言葉」が活躍したが、2000年代以降のインターネット普及による分衆・個告の時代には個別のクラスターごとに小声で語りかけて共感をとる言葉づかいが多くみられるようになる。コピー連載第12回は広告コピーのトレンド変化について。

最近の広告コピーのHow to Say?の検証は、そのほとんどが言葉のサイズ感の検証だと言っていい。共感をとりたい時は特に、JUST FITな言葉のサイズは不可欠だ。落ち着いたパーソナルな空間でボリュームのツマミが壊れたような声で話したら即時にツマミ出される。

第13回連載

科学技術やモノによる豊かさの限界が徐々に露呈してきた70-90年代は、ポストモダンが進行した時代。コミュニケーションの拠り所となる「大きな物語」が喪失された埋め合わせとして生まれたのが、白戸家や三太郎、宇宙人ジョーンズ等現在様々なブランドが紡ぐ「小さな物語」としてのシリーズ広告。

情報洪水の時代、これまで主流だった広告による単発キャンペーンの効き目が低下し、仮に話題になっても一瞬で忘却されてしまうという事態を前に生まれた、生活者とブランドの間で共有する「世界観」を創造し、その中で「共通言語」を育てることで失われた共通文脈を補う手法▼

第14回連載

テーマは「アイデアの作り方 ~インプット編~」です。画期的なアイデアを創出するための「材料」となる情報の収集と仕込みの方法について解説します▼

第15回連載

テーマは「アイデアのつくり方 ~アウトプット編~」です。画期的なアイデアを「狙って」生むためには「体質」としての創造性を身につける必要があります。アタマの中に酒蔵を持つように、仕込みをして寝かせて醸造する。そのプロセス管理の方法をご紹介▼

第16回連載

テーマは「顧客理解」について。いざ案件が始まった時のヒアリング方法はもちろん、日常生活におけるコピーライター・マーケターとしての心構えについても解説。毎日がN=1分析であり、一番最初のN=1は自分自身のハートです

第17回連載

テーマは「プレゼン」。そもそも受け手(視聴者など)はプレゼンを受けてからTVCMなどの広告を観るわけではありません。よい案であれば、実際にOAされる15秒のTVCM素材「だけ」を見ればプレゼンなどなくても企画判断できるのではないかと思いませんか?▼

第18回連載

現代のメイン消費者であるXYZ世代の心象風景を掘り下げる『思春期全史』第一弾リリース。初回はX世代のティーン時代に光を当て、どんな社会文脈の中でどんなカルチャー&サブカルが生まれ、時代の気分に広告コピーは何を語りかけたのかを描きます。14年分の年表もDLできます▼

第19回連載

テーマは「ミレニアル世代(Y世代)の心象風景:95年-09年の広告とカルチャー」です。バブルが終わった日本社会を震災やオウム事件などが次々と襲う世紀末的な時代の中、どんな表現が生まれ広告コピーは何を語りかけたのか?▼

第20回連載

マーケティングメディアferretに連載中のコピー講座「思春期全史」シリーズ、今回は「2010年代の社会・カルチャーからZ世代の心象風景を読み解く」です。前世代とは「次元」の違う生育環境が生む異次元の才能や感性に対して、広告コピーは何を語りかけるのか?▼

 

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